深呼吸　～ドイツの空の下～

やはり(?)こちらの学校でも話さない王子に
担任の先生はとても関心があるようです。

今まで色々な先生
「話さない＝話せない」と決めつけて英語のクラスに入れた先生
同じように決め付けてスピーチのクラスを勧めた先生　など
に会いましたが、
こうして感心を持ってくれてるというのは嬉しいことでも
ありがたいことでもあります。

そしてよく観察してることもわかりました。

ある日、
クラスの子が
王子の消しゴムを勝手に取って席に戻っていったそうです。
そうすると王子はすっと立ち上がり、
その子の席へ行き、
何も言わずに取り返して戻ってきたそう。

話さないだけで、
気が強いのはそのままのようで安心しました。(´∪｀*)

そして、
ある一人の女の子（少し変わった子らしいです）が
王子のことをひどく気に入ってるようで、
王子のそばに座ってずっと王子の髪の毛をなでてたそうな

先生は、
王子がイライラして追い払うだろうと思って見てたそうですが、
王子は気にする様子もなく何もせず

先生の方がたまりかねてその子を別の班に移したそうです。(笑)

でもその子、やっぱり王子を気に入ってるようで、
ランチで出てくるマフィンやらを王子にくれるそうです。
そのおこぼれを私が頂いてます。(≧艸≦)
姫までその子の名前を知ってるくらい、
王子に付きまとってる?!

バス通学になって一ヶ月経ちますが、
未だに姫が王子を教室に連れてくるので
先生がそこまで気づいてるのには驚きました
何か問題があるのかと聞いてました。

私たちもそのことは知らなかったので、
ちょっと驚きました。

方向音痴なのは姫の方なので、
姫が王子を連れて行ってることに爆笑してしまった私。
(´ﾟ艸ﾟ)ﾌﾟﾌﾟｯ

まっでも、
それだけ王子のことを心配してるということなので
褒めてあげましたよ。

王子は
「ついてきて欲しくないけど一緒に来るんだもん」
と言ってましたが。＾＾；

児童心理学に詳しい方に相談したり、
先生も色々調べてくださるようで、
私たちも王子に少しずつでも話すことを勧める
プレッシャーじゃなくてね
工夫をすることを約束しました。

本当に small steps ですが、頑張ってます。(´∪｀*)